足底腱膜炎
-
足底筋膜炎の症状として起こるのは
朝の起床時に足裏の前方内側部に痛みが出ます。この症状は日常生活での長時間の座位姿勢の際から立ち上がった際に同様の部位に痛みが出現し、夕方になるにつれて痛みが減少していきます。
運動後や運動した翌日に痛みがでます。
歩行時やランニング時に足裏に痛みが出現。
階段やつま先立ちでも痛みが出現する。
足の裏につっぱってる感じなどがある。
など主として痛みが主症状となります。 -
足底腱膜炎に対する当院の考え
足底腱膜炎とは歩行やランニングなどのスポーツによるオーバーユース(使いすぎ)や長時間の歩行や立ち仕事による圧迫力(荷重による衝撃)と牽引力(強く引っ張られる力)の両方が繰り返されることや、不適切なシューズの使用、硬い路面でのトレーニング、足の筋力不足や柔軟性の低下、足の形の変形(扁平足や外反母趾)による踵から足の指の骨に付着する腱組織(縦アーチ)を構成している部分が以上の要因から足底腱膜への微小断裂を繰り返され足底腱膜に変形を来たし炎症を起こしている状態です。①で述べた歩行開始の疼痛や圧痛などで判断されます。
-
足底腱膜炎を放っておくとどうなるのか
足底筋膜炎を放置しておくと足底筋膜の微小断裂がおこったまま進行し、悪化した状態になっていくので足底筋の柔軟性が更に低下していき、踵の方にかかるストレス(負担)が大きくなっていきます。その状態で炎症が長く続くと踵の骨をつないている腱が骨になってトゲのようになり骨棘と呼ばれるものが作られます。また、足裏の痛みが長時間にわたって続くとMPS(筋筋膜性疼痛症候群)にもつながることがあり、この状態まで悪化すると患部である足のみにあらず、患部を庇って膝や股関節、腰などに負担がかかり痛みを引き起こしてしまうケースもあります。
-
足底腱膜炎の改善方法
足底筋膜炎の改善方法として、保存療法が一番適しており、患部である足部に対して鎮痛薬が使用されたり、安静と固定としてテーピングなどを使用して固定されることもあります。インソールなどで土踏まずの部分を安定させることも有用となっており、90%は保存療法で治ると言われています。痛みを取り除くのみならば以上のことで充分ですが、根本的な改善を試みるならアーチの構想を高く保つことと足関節の内返し(回内位の矯正)をおこなうことが重要となっていきます。アーチの構造を高く保つためには原因となっている筋肉の柔軟性と筋力を高める必要性があります。
-
足底腱膜炎の改善に効果的な当院の施術メニューは?
足底筋膜炎の改善に効果的な当院の施術メニューは第一に有用なのが足の極みと言われる膝から下の筋肉にアプローチする施術です。膝下の脛骨筋や腓骨筋などにアプローチをしていきます。ここの筋肉が硬いと踵を引き上げる力が弱くなり足裏の筋で負担するようになるのでふくらはぎ周りの筋肉の柔軟性を生むために行います。その他の理由としても直接足のアーチをつくる主技も含まれています。また足の内返しが強い人などに対しては下半身矯正で骨格の方までアプローチしていき、足関節のアライメントを調節して足裏にかかる負担を減らしていきます。
-
その施術を受けるとどう楽になるのか
足の極みを受けることでふくらはぎ周りの柔軟性が解消されて足裏にかかる負担やストレスを軽減することに繋がります。そうすることで①にあった起床時の足裏の疼痛や、スポーツをされてる方だと走ったあとやその後日などに足裏の痛みで悩むことがなくなります。下半身の矯正をやると足関節の内返しも緩和されていきます。足関節が正しい状態で日常を過ごせると内返しになっていた時期と比べてふくらはぎ周りの筋肉をしっかりと使えるようになり予後の防止にもなります。
-
改善するための治療頻度はどのくらいか
足底腱膜炎を改善するのに必要な施術頻度は症状の度合いにもよりますが、大まかな目安として足底筋膜のアーチがつぶれているのを直していくのに6ヶ月を最低として来院される必要性があります。痛みを緩和するのみならば3ヶ月程度で一時的にはよくなりますが柔軟性を筋肉の細胞レベルに覚えさせるとしたら時間を要するので痛みがでないペースの週2~3を目安に6ヶ月やっていくのがベストです。