ばね指


ばね指とは?
ばね指とは、指に発生する腱鞘炎の一種であり、親指に最も多く見られ、次いで中指、薬指、小指、人差し指にも起こることがあります。ばね指になると、指の付け根に痛みや腫れなどの炎症症状が現れます。ばね指の初期症状は、起床時などの朝方に悪化することが多く、日中は指を使うことで症状が軽減されることがあります。状態が進行すると、「ばね現象」と呼ばれる、指がはねるような動作を伴うようになります。ばね指をそのままにしておくと、指が伸びにくくなったり、曲がりにくくなったりすることがあります。
ばね指の根本原因は?
ばね指の根本的な要因についてご説明いたします。ばね指は、手指を曲げる役割を持つ屈筋腱という筋を包んでいるトンネル状の腱鞘が損傷・変性することで炎症が起こり、その炎症が続くと徐々に腱鞘が分厚くなり、トンネル構造が狭くなることで、屈筋腱がスムーズに通れず、引っかかるようになります。
また、女性ホルモンの影響があるとも言われており、40代から60代の女性に多くみられます。まれに、妊娠・出産期の女性にも発生することがあります。
若年層や男性においては、日常生活において指を頻繁に使うことが要因となることが多く、長時間にわたる手の使用、特にキーボードやスマートフォンの操作、手の外傷などが引き金となって発症することがあります。
こんなお悩みはありませんか?
指の付け根に痛みや腫れ、熱感あって症状が続いている
朝起きた時などの朝方に指が曲げ伸ばししにくく指を使ったり、時間が経つと動かしやすくなる
デスクワークなどでキーボードのタイピングをする時に指が痛くて困っている
長い時間スマートフォンを使っていると親指の付け根に痛みが出てくる、指が動かしにくい
妊娠、出産をしてから指が動かしにくくなり引っかかり感がある、また親指の付け根に痛みがある
などの症状が1つでも当てはまるようでしたら当院にご相談ください。
ばね指に対する当院の考え
ばね指とは、指の曲げ伸ばしの際に、弾くようなバネに似た動きをする状態であると考えられています。また、ばね指は断発指とも呼ばれています。手や肘と同様に、手の使いすぎが大きな原因とされる指の腱鞘炎であると当院では考えております。特に親指、中指、薬指に多く見られます。
特徴的な症状としては、指の引っ掛かり感、朝に症状が強くなること、指の曲げ伸ばしでカクカクとした感じがすることなどが挙げられます。最初は軽度でも、放置しているうちに少しずつ症状が進行してしまうため、早期の施術と正しいケアを行うことが望ましいです。
ご確認いただき、ご希望があればさらに調整いたします。
ばね指はなぜ起こるのか?
ばね指は、指の屈伸運動の際に重要な役割を果たす腱や腱鞘に炎症が起こり、その炎症が悪化することによって生じるとされています。特に、指を頻繁に使用する方やスポーツをされている方に多くみられます。パソコンのキーボード作業やマウスの操作、ゴルフやテニスなど手をよく使うスポーツ、またピアノなど指を酷使する楽器を演奏される方など、手指をよく使う動作を繰り返す方に多く見受けられます。
手指の使いすぎが主な要因としてよく取り上げられますが、女性の場合は妊娠や閉経などのライフステージによってホルモンバランスが大きく変化することも、原因の一つであると考えられています。
が、負担を軽減する方法を考えていかなければなりません。
ばね指を放っておくとどうなるのか?
まず初めにばね指の施術方法としては、指の可動をよくして痛みを抑えるのが基本的な施術となります。保存的療法で施術していくことが望ましく、方法としては安静に保つこと、痛み止めの処方、理学療法として超音波や電気の施術、血行の軽減が期待される施術が行われます。ばね指の状態が長く続くと、指の第2関節(PIP関節)が固くなり、他の指との連動にも影響が出始めます。具体的な影響としては、手指が完全に伸ばせなくなること、関節自体の痛み、握力の低下、PIP関節の変形が挙げられます。手術を行ってもよくならないケースも考えられるため、ばね指を発症した場合には早急に対応して施術を行うことをお勧めいたします。
ばね指に効果的な当院の施術メニューは?
ばね指に効果が期待できる当院の施術メニューは鍼施術です。弾発指(ばね指)は、手のひら側の腱が腱鞘内(腱が通るトンネル)をスムーズに滑走できなくなることによって、指の屈伸時に弾発現象が起こる症状で、腱鞘炎の一種です。
発症要因のひとつに、女性ホルモンの変動が関与していると考えられており、妊娠、出産、閉経後の女性に多く見られます。
腱鞘の変性(肥厚、石灰化)が生じると、手術を要する場合もありますが、注射などの保存療法が一般的です。
ただし、手のひらに対する注射はかなり強い痛みを伴います。
鍼は注射針と比べるとかなり細く、薬を注入しないため、少ない痛みで済む場合が多いです。
その施術を受けるとどう楽になるの?
ばね指のおすすめの施術メニューを受けると、どのような効果が期待できるかをご説明いたします。
鍼や灸の刺激により、筋肉の緊張を軽減し、血流の促進によって痛みを感じさせる発痛物質を取り除きます。その結果、痛みの箇所だけでなく、全身へ栄養や酸素が運ばれ、つらい症状の軽減が期待できるのです。
東洋医学の鍼灸の施術は、経絡と呼ばれる体内を流れるエネルギーの流れを整えることで、身体の調子を整えることを目的としています。ばね指に対する鍼施術も同様で、主に手の経絡を中心に刺激し、全身の気血水のバランスを整えることで、ばね指の軽減が期待できます。
ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?
ばね指は予防や早期施術に努めることが大切です。
ですので、施術頻度はほぼ毎日来ていただくのがベストです。ばね指になり、早めに施術を受けることで腱の炎症による肥大化が抑えられます。
症状が現れたら、無理をして悪化する前に早めに適切な専門家の施術を受けることも重要です。
ばね指の予防に関しては、日常生活での過度の負荷やストレスを避けることが予防につながります。