ヘルニア
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みなさんは椎間板ヘルニアという言葉を聴いたことはありますか?
椎間板ヘルニアと聞くと「腰」のやつね。と思うかたも多いと思いますが、実は首でも同じ症状が起こります。
椎間板ヘルニアが腰で起きると
片足が痺れる
足がジンジンして痛い
おお尻に鋭い痛みが走る
腰を後ろに反れ無い
太腿の外側からふくらはぎが痺れて痛い
首に起こった場合
腕が痺れて痛い
横を向くと痛みが走る
上を向けない
手や指が痺れてしまう
など、腕や足に痛みや痺れを出してしまいます。
皆様の周りにこのような症状を訴えている方、もしくは自分自身がそのような症状で悩んでいる。という方はいらっしゃいませんか?
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ヘルニアに対する当院の考え
では椎間板ヘルニアとはそもそもなんなのか?
椎間板とは背骨と背骨(脊椎)の間のクッション材であり、主に衝撃の吸収に使われている物です。背骨に繰り返し繰り返し同じような力が働くと、このクッションの皮が破けてしまいます。すると中から髄核と言われるゼリー状の物が飛び出し、神経に触れてしまいます。
これがヘルニアの痛みの原因となっています。
ヘルニアとは、「漏れる」という意味があります。
つまりクッション材の中身が漏れてしまっているという事になるのです。
この、漏れてしまった物は中に戻ることはありません。ではヘルニアになったらずっと痛いかというと、そうではありません。
この飛び出てしまった部分は個人差はありますが、3年〜5年ほどで体に吸収されると言われています。また、ヘルニアの痛みも手術をしなくても3ヶ月で78%のかたが痛みが消失するという論文も出ているので、痛みをなくすことは可能です。
ヘルニアになったから必ず手術が必要と思っている方も、手術をしなくて済む方もたくさんいるので、安心してください。 -
ヘルニアを放っておくとどうなるのか
では、椎間板ヘルニアを放っておくとどうなるのか?
まず、何よりも痛いです。3ヶ月で78%の方が痛みが消えますが、何もしなければ当然残りの22%の痛みが消えない方になってしまいます。
また、ヘルニアは30〜70%の方が再発しています。再発のリスクも考えると根本的な治療が必要です。
ヘルニアになった方は病院で必ず「腹筋をつけなさい」と言われると思います。
これは厳密にいうと不正解です。腹筋をつけるのは、反り腰を改善するためで、反り腰をなくす手段がお腹の筋肉をつけることです。
お腹の筋肉は腹筋ではなく「体幹」(腹横筋)という筋肉です。
ここを鍛え、日頃の姿勢を改善することで、ヘルニアの症状緩和や再発防止になるのです。
それを怠ってしまったり、今痛いのを我慢すればいいと思っていると、またヘルニアを再発したり、慢性的な腰痛に悩まされる可能性が非常に高いです。 -
当院のヘルニアに対する施術とは
では椎間板ヘルニアにはどのような治療が必要なのか?
痛みがある程度消失し、痺れが最初より治っていれば「矯正治療」を行います。
矯正治療は、背骨を整え、背骨のクッショニにかかる負担や反り腰を改善する効果があります。反り腰でクッションに負担がかかっている以上、腰への負担は軽減しません。
この負担を取り除くために、矯正治療はいずれ必要不可欠になります。次に必要なのが、「EMS(特殊電気治療)」です。
これは腹横筋を鍛るのに効果的で、狙った筋肉を最も効果的に鍛ることができます。
腹横筋はヨガで鍛やすい筋肉ですが、必要量鍛るまで6ヶ月〜1年かかります。
しかし、この電気治療を用いれば3〜4ヶ月で筋肉を改善できるのです。そして柔軟性をつけるために、「筋膜ストレッチ」というメニューがあります。
ヘルニアになると体の柔軟性は低下します。筋膜ストレッチで柔軟性を上げ、腰にかかる負担を更に減らし、再発防止や症状の軽減につながります。痛みや症状が強く出ている場合「鍼」が有効です。
鍼は痛みを和らげる効果が強く、炎症を抑える効果があります。
ヘルニアは痛みが強く出ている時は神経の炎症が強く起きている時です。
その炎症を抑え早めに痛みを取る効果があるからです。 -
その施術を受けるとどう軽減するのか
では、当院で治療を受けるとどうなるか?
まず、痛みの緩和ができ症状が落ち着くのは最低限の事です。
当院は根本治療を目指しております。根本治療とは、なぜこの症状が出てしまったのか。起こってしまったのかを追求し、そこを改善する事です。
ヘルニアになる方には、ヘルニアになる理由があります。
今まで上げてきた例はほんの一例でしかありません。一人一人違う原因を追求し、改善する事が根本治療です。
そして当院がもう一点大事にしていることは、患者様の症状を改善するだけでなく、改善して何をしたいにかを叶えるお手伝いをしています。
ヘルニアだからと諦めていたバス旅行、海外旅行、スポーツなど、患者様がやりたいことを再びできるためのお手伝いをさせていただきます。そのためにどのような治療が必要なのか、自分では何ができるのか。
そう言ったことを常にアドバイスしながら、期間を決めて治療を行っていきます。もし、今ヘルニアで苦しみ、何か諦めている事があるのならば、諦めずに済むように一緒に治療をしていきましょう。
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施術頻度はどのくらいか
では、改善するためにどれぐらい治療が必要か?
できれば毎日治療が必要です。ヘルニアの痛みは毎日耐えがたい痛みに発展する事がしばしばです。
毎日治療をし、痛みが引いたら週に2回ほどのペースに落とし、定期的に治療をしていく事で再発防止にも繋がっていきます。
もし、週に2回も来る事ができない方も、治療の内容を調節する事で改善も見込めます。
まずは、放置せずに治療を始める事が、何よりも重要な事になっているので、一度当院にご来院ください。