ストレートネック


ストレートネックとは?
ストレートネックとは、本来湾曲している頚椎がまっすぐな状態を指します。スマホ首とも呼ばれ、スマホやパソコン作業によって首が前に出る姿勢を長時間続けることが大きな原因とされています。
ストレートネックが進行すると、痛みや関節可動域の低下を引き起こし、頚椎ヘルニアを招く危険性があるため、注意が必要です。また、頭痛を頻繁に引き起こす、首が痛い、肩こりが治らない、首から指先に痺れが出ることがある、といった症状が特徴的です。
ストレートネックの根本原因は?
うつむいた状態が習慣になっていると、ストレートネックになりやすいと言われています。特に現代では、デスクワークや長時間のスマホ使用時に画面を見るために首を前方に傾けることが多いです。本来、湾曲のある頚椎は、程よくカーブすることで頭の重みが直接頚椎にかかるのを防いでいます。成人の頭の重さは体重の1/10とも言われています。
ストレートネックが疑われる方には、首の可動域の低下、眼精疲労、猫背姿勢になりやすい、めまいや頭痛を引き起こすことが多いです。そのため、負担を最小限に抑えるために、早期の施術が必要となります。
こんなお悩みはありませんか?
肩や首の凝りがひどい
めまい、頭痛、耳鳴り
猫背姿勢
肩関節の可動域低下
手指の痺れ
・肩や首の凝りがひどい
首の湾曲が失われることで猫背姿勢になる傾向があり、その状態が続くと負担が首肩周りに集中します。
・めまい、頭痛、耳鳴り
頚椎の関節の間が狭くなることで神経が圧迫され、これらの症状が引き起こされることがあります。
・猫背姿勢
頚椎の湾曲が失われると、背骨の湾曲も失われ、猫背姿勢になります。
・肩関節の可動域低下
猫背姿勢に伴い、内巻き肩が引き起こされ、肩関節の可動域が低下することがあります。
・手指の痺れ
ストレートネックから引き起こされる猫背姿勢や内巻き肩により神経が圧迫され、神経伝達や血流が悪くなることで、痺れや倦怠感を引き起こすことがあります。
ストレートネックに対する当院の考え
ストレートネックを直訳すると、まっすぐな首となります。首はそもそもまっすぐなのでは?と思いがちですが、正常な頚椎の首の骨は、実は緩やかに前方へカーブしています。
ではなぜカーブしているのでしょうか。それは、頭の重さを支えるためです。頭の重さは平均して約5kg前後で、ボーリングの玉ほどの重さがありますが、このカーブのおかげで、頭が身体の真上に位置することができ、首や肩の筋肉は必要最小限の力で、この重たい頭を支えることができるのです。
つまり、ストレートネックとは、その首のカーブがなくなってしまい、首の骨がまっすぐな状態で固定化してしまうことを指します。こうなると、骨格の構造上、頭が前に出た形となり、ボーリングの玉ほどある頭の重さを支える首には大きな負担がかかることになります。
ストレートネックはなぜ起こるのか?
ストレートネックになる原因
ストレートネックは、主に日常生活での前屈み姿勢から生じると考えられます。
・デスクワークによる長時間のパソコン作業
・スマホの操作による長時間の下を向いた姿勢
など、長時間の猫背姿勢で頚椎の湾曲が消失し、背骨周辺の筋緊張によって首がまっすぐに固まってしまいます。
また、寝ている姿勢も首に負担をかける原因となります。
枕が高い場合、頭が前に出た姿勢で固まるため、ストレートネックに繋がる可能性があります。
放置すると首肩だけでなく、全身の不調にも繋がることが考えられますので、早めに軽減していくことが大切です。
正しい対策を取るためにも、こちらではストレートネックになる原因や症状について詳しくご紹介していきます。
ストレートネックを放っておくとどうなるのか?
ストレートネックをそのまま放置しておくと、首に負担がかかり続け、麻痺などが伴う重篤な脊髄症へと進行する可能性があります。
問題が大きくなる前に、ストレッチや筋トレ、運動療法でストレートネックの軽減を試みましょう。
ストレートネックは、猫背などの悪い姿勢が続くことによって背中や腰のカーブが崩れ、頭が前につき出て、首の骨がまっすぐに伸びてしまうことが原因で発生します。
そのため、ストレートネックの施術は、首の施術だけでなく、頚椎が本来持っている自然なカーブを回復させるためのトレーニングが必要です。
ストレートネックに効果的な当院の施術メニューは?
ストレートネックに効果が期待できる当院の施術メニューは、骨格矯正を中心にしたものです。首や肩周りの上半身の筋肉の硬さにアプローチするストレッチを組み合わせた骨格矯正や、骨盤の歪みや前傾にアプローチする骨格矯正を組み合わせた施術になります。骨格矯正を行うことで、首や肩周りの筋肉のストレッチを実施し、硬さなどを軽減しながら、骨盤から上の骨格を正しい位置に戻していきます。これにより、原因となっている部位のストレスを緩和させ、ストレートネックが引き起こす姿勢不良にアプローチしていきます。正しい姿勢を取り戻すことで、ストレートネックが原因となっている姿勢不良のほか、頭痛や吐き気、肩こりなどの症状の軽減が期待できます。
その施術を受けるとどう楽になるの?
当院の骨格矯正を受けていただくことで、歪んでしまった骨格や筋肉の硬さを軽減することができます。これにより、首の硬さや張りが軽減し、頭痛や吐き気などの症状の軽減が期待できます。また、姿勢の悪さが改善されることによって、脳に酸素がしっかりと回るようになります。骨格矯正は上半身の矯正を含む手技となり、上半身の歪みから引き起こされる症状にもアプローチができます。さらに、姿勢を正しく維持し、筋肉を適切に使うことができるようになります。
ストレートネックを軽減するために必要な施術頻度は?
ストレートネックを軽減するために必要な施術頻度は、患者様の筋肉の硬さや身体の歪み方、症状の重さなどに個人差がありますが、基本的に骨格にアプローチを行うため、筋肉とは異なり時間がかかります。そのため、目安としては、最低6ヶ月を目標に週に2~3回程度の通院が必要です。症状が軽度であったり、骨盤の歪みが軽い場合は、来院頻度を減らしても問題ないこともあります。