背中の痛み
こんなお悩みはありませんか?
頭痛
→背中が丸まってくる猫背の姿勢になると背中への負担が集中する他、首が前に出るいわゆるストレートネックの状態が完成するため筋肉の緊張が強くなり頭痛を起こします。
内包肩
→猫背から引き起こされる代表的なものであり、肩甲骨が外側に開くような状態を言います。そのため肩甲骨内側に付着する筋肉が外側に引っ張られるため肩甲骨の間、背中に痛みを感じることがあります。
同じ姿勢で長く立ち仕事できない
→骨格の歪みから猫背姿勢で背中の円背が強くなると日常生活の中で負担が集中しやすい状態になるため、負担が掛かりやすい動作や姿勢を維持することが困難になることが考えられます。
疲れが抜けにくい
→身体自身の本来の湾曲で負担を最小限に抑える状態を作ることが理想とされていますが、そうでない場合、負担が分散されず集中しやすい傾向になるため、血行不良から疲労物質が身体に残り続けることが考えられます。
眠りが浅く感じる
→猫背から背部に辛さを感じるほか、呼吸において大きな役割をする肋間筋の機能低下や肺の位置が本来の位置から少しズレるような状態になり、一回あたりの呼吸時の酸素量が大きく変化することが考えられます。
背中の痛みで知っておくべきこと
骨格の歪みから引き起こされる筋肉の過度な緊張による筋肉の強張りや、神経の圧迫からくる痛みや痺れ、寝違えが考えられます。姿勢の歪み以外での原因として考えられるのはストレスです。
また、背中の痛みで特に注意したいのは頚椎ヘルニアです。頚椎の7つの内の4番以下の神経根が圧迫されると、手の痺れや握力低下、肩甲骨の間から背中にかけての痺れや痛みを伴うことがあります。
放散痛などの症状が出やすいのは、首を後ろに動かし天井を見上げるような動作をした時に神経が圧迫され引き起こされることが多いとされています。そのため、痛みや痺れといった症状を引き起こす要因として、姿勢をしっかり整えていくことが最優先事項であると考えられます。
症状の現れ方は?
背中の痛みにはさまざまな症状があります。患者様の症状によって、原因が筋肉、骨、内臓疾患などから来ているのかを判別します。
動かすと痛い、背中が張る感じがある、ずっと同じ姿勢でいると重だるく感じる、背中が伸びにくい、疲れが取れた気がしないなどの症状は、筋肉が原因となっている場合が多く見られます。その症状を放置しておくと、痛みが悪化したり、しびれなどが出てきたり、ぎっくり背中になってしまう場合もあります。
少しでも背中の痛みの症状が気になる方は、当院にお気軽にご相談ください。
その他の原因は?
背中の痛みのその他の原因として、姿勢の悪さや筋肉の柔軟性不足、血行不良や冷えなどが挙げられます。これらの要因が筋肉や骨に関係している場合や、内臓疾患やストレスからくるものが原因として考えられます。
デスクワークやスマートフォンを長時間使用することが増えており、ストレートネックや巻き肩などの姿勢の悪さが背中の痛みの原因になっていることが多く見られます。背中の痛みを軽減するためには、筋肉の柔軟性を高め、血行を良くし、骨格の調整をすることが必要です。
また、ストレスを感じることで交感神経が優位になり、筋肉が緊張状態になります。そのため、筋肉の痛みのセンサーが刺激され、痛みが引き起こされます。背中の筋肉はストレスの影響を受けやすいため、ストレスが原因で免疫力が低下し、炎症が起こりやすくなることで、痛みを感じやすくなる場合もあります。
背中の痛みを放置するとどうなる?
背中の痛みは背骨に障害があって生じていることが多く、放置していると歩けなくなるなど重症化することがあります。また、高齢者の場合には、骨がもろくなって骨折しやすくなる骨粗鬆症によって背骨がつぶれてしまう圧迫骨折を起こすことがあり、寝たきりにつながりやすいので注意が必要です。
少しの作業で背中に張りや痛みを感じるようになり、ストレッチなどのセルフケアを行っても痛みが取れないばかりか、頭痛や吐き気を伴うこともあります。
また、背中の真ん中の痛みとストレスには密接な関係があります。強いストレスを感じ続けることで交感神経が優位になり、筋肉が緊張し、背中の真ん中に痛みが現れます。また、ストレスが原因で免疫力が低下し、炎症が起こりやすくなるため、痛みを感じやすくなる可能性もあります。
当院の施術方法について
ぎっくり背中になってしまった場合、まずは症状が悪化しないように冷やし、安静にすることが必要です。大体は2~3日ほど安静にしていただくと、症状が軽減することが多いですが、重症の場合はさらにお時間が必要になることがあります。
また、軽減方法としてはストレッチ、姿勢を正すこと、適度な運動、そして身体を冷やさないことが挙げられます。当院の施術では、矯正施術を行い、炎症を抑えることが重要となります。
背中に急激な痛みを感じ、ぎっくり背中かもしれないと思った場合は、まずは安静を心がけ、痛みが強い場合には湿布で冷やすことを覚えておいてください。また、再発防止のためには接骨院などでの施術を検討することをお勧めします。ぎっくり背中は、運動不足やデスクワークで同じ姿勢を取り続ける方がなりやすいとされています。
改善していく上でのポイント
まずは患部をしっかりと冷やし、安静にしましょう。痛みが和らぎ、少し身体を動かせる程度に回復したら、湯船に浸かったりカイロを当てるなどして身体を温めます。その後、徐々に運動を開始し、早期回復を目指しましょう。できるだけ早く痛みを軽減したい場合は、専門家に相談することもお勧めします。
ぎっくり背中は、身体を捻った時に起こることがよくあります。痛む場所は肩甲骨の周りで、特に僧帽筋の下にある大・小菱形筋(りょうけいきん)付近に痛みが現れることが多いです。
猫背の方は、ぎっくり背中になりやすい傾向があります。筋肉には表の筋肉と裏の筋肉があり、片方が伸びるともう片方が縮むというバランスで成り立っています。例えば、前かがみの姿勢を続けると、裏の僧帽筋(背中の筋肉)が伸び、表の大胸筋(胸の筋肉)が縮む状態になります。